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1999 年度 実績報告書

粘弾性流体の同心二重円筒内流れの不安定性発生に及ぼす第2法線応力差の影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11750134
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

高橋 勉  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (20216732)

キーワード粘弾性流体 / 不安定流動 / 第2法線応力差 / 光学的異方性 / 複屈折
研究概要

本年度は、粘弾性流体の同心二重円筒内流れにおいて光学的に第1、第2法線応力差の測定を行うための装置の設計・製作を目標とした。
同心二重円筒型流路は本研究課題申請段階で予備実験として使用したガラス製二重円筒流路を採用することとし、これに組み入れる光学的異方性測定用光学素子群を設計した。これは流路外部に設置した偏光変調装置において変調処理されたレーザー光線を、流路の回転軸内に設置したビープスプリッタにより2系統に分岐させ、鏡を用いて所定の角度で交差させるための光学素子群である。流路内を通り抜けた2本の光線はそれぞれ偏光変調解析用の光学素子群をとおり、フォトダイオードにより光強度信号に変換される。
この光強度信号の信号処理系として高速サンプリングを可能とするADボードを購入した。現在、これを通してコンピュータ内に取り込まれた光強度信号から第1、第2法線応力差を算定するためのプログラムのコーディングを行っている。
光学ガラス製の流路は当初の予定よりも重く、設置する予定であったレオメータのトランスデューサー荷重限界を超えることが判明した。流路そのものの重さを減らすことは費用の面から難しいため、現在その対策として流路部分をばねによりつりさげ、トランスデューサーに作用する荷重を小さくするための加工を行っている。
上記のように多少の問題は発生しているが、全般的にいって、所定の研究計画のスケジュールどおりに進行している。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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