研究概要 |
平成11年度は,メガヘルツホッピング周波数シンセサイザの試作および特性計測システムの開発を行った. 1.周波数シンセサイザに利用する各デバイスに要求される性能の調査・調達:500kHzでホッピングするシンセサイザを試作し,アナログ回路部に利用する積分器,A/D変換器,D/A変換器等の回路素子のメガヘルツにおける性能限界の予測を行った. 2.周波数シンセサイザの特性・精度に関する理論的考察:A/D変換器,D/A変換器に要求される精度(量子化ビット数)の理論的な回答を導いた.これとともに,500kHzで周波数を切替えるシンセサイザに動作実験の結果を国際会議ECCTD'99にて報告した. 3.メガヘルツホッピング周波数シンセサイザの回路設計. 4.メガヘルツホッピング周波数シンセサイザの試作:メガヘルツホッピング周波数シンセサイザの回路設計を行い,従来機を改良して1MHzでホッピングするシンセサイザ回路を構成した. 5.メガヘルツホッピング周波数シンセサイザの動作特性測定のためのハードウェア・ソフトウェアの製作:平成11年度設備品目として購入したパーソナルコンピューターと周波数シンセサイザを接続する回路は,現在,開発途上である.
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