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2000 年度 実績報告書

シリカガラスにおけるエキシマレーザー支援構造緩和

研究課題

研究課題/領域番号 11750595
研究機関豊田工業大学

研究代表者

斎藤 和也  豊田工業大学, 大学院・工学研究科, 講師 (20278394)

キーワードシリカガラス / フォトニクス / 構造緩和 / ガラス転移 / 耐紫外線ファイバ
研究概要

本研究では、申請者が見出したシリカガラスにおけるレーザー支援構造緩和の緩和機構を解明し、エキシマレーザーによる構造緩和の制御法を確立することを目的とする。エキシマレーザー支援構造緩和過程の微視的機構を解明することは、ガラス転移におけるスローダイナミクスの研究に新しい光を当てるものであり、また、広範な分野で使用されるガラス材料の機能性向上にも重要である。本研究の具体的なアウトプットとしては、耐紫外線ガラス&ファイバと超低損失ガラス開発を目標としている。
本年度の研究実績を以下に示す。
1.エキシマレーザー支援構造緩和効果の定量化をシリカファイバを用いて行った。
2.エキシマレーザー支援構造緩和効果を利用して、ArFエキシマレーザーに対する初期透過率90%、1万ショット後の透過率40%以上の耐紫外線ファイバ(長さ:40cm)を達成した。
3.エキシマレーザー支援構造緩和機構の解明のために、光誘起ESRスペクトルを解析し、アンダーソン局在状態と光誘起欠陥生成の相関を明らかにした。また、仮想温度の違いによる光誘起欠陥生成量の変化についても明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Saito: "Absorption edge in silica glass"Phys.Rev.B. 62・13. 8584-8587 (2000)

  • [文献書誌] A.J.Ikushima: "Silica Glass-A material for photonics-"J.Appl.Phys.. 88・3. 1201-1213 (2000)

  • [文献書誌] K.Saito: "Effects of Al ions on the Structural Relaxation in Silica Glass"J.Non-Cryst.Solids. 270. 60-65 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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