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2000 年度 実績報告書

陽電子消滅法による金属疲労の初期段階における欠陥検出の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11750616
研究機関大阪府立大学

研究代表者

堀 史説  大阪府立大学, 先端科学研究所, 助手 (20275291)

キーワード陽電子消滅 / 疲労 / 破壊 / 点欠陥 / マイクロクラック / 転位 / 原子空孔
研究概要

本研究は疲労の初期段階に導入されると考えられる転位や空孔型欠陥などを空孔型欠陥の検出に最も敏感な陽電子消滅法を用いて検出し、疲労破壊予測の技術開発及び疲労による微少亀裂発生に至る欠陥成長過程の解明を目的とし以下の成果を得た。昨年度までに作成したSUS304鋼及び高純度鉄(4N)を用い疲労試験-陽電子寿命・ドップラー拡がり測定を行った結果、試料中に導入される欠陥が転位による空孔の捕獲、空孔の転位線上での移動拡散、転位網における3次元空孔集合体形成の過程を経て亀裂を生じるという成長過程のモデルが得られた。また、陽電子消滅実験では破断に対し0.01%程度の低疲労量でも疲労による導入欠陥が敏感に検出され陽電子消滅法の疲労量の同定に有効であることが示された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 堀史説: "陽電子消滅法による金属疲労の前駆現象の検知"放射線科学専門部会陽電子科学研究会概要集. (in press).

  • [文献書誌] 堀史説: "陽電子消滅法による金属疲労破壊の前駆現象の検知"ONSA先端科学研究会放射線科学講演会概要集. 12. 1-4 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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