• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

メカノケミカル法によるゼオライトの合成と材料科学的評価

研究課題

研究課題/領域番号 11750663
研究機関東北大学

研究代表者

張 其武  東北大学, 素材工学研究所, 助手 (30292270)

キーワードメカノケミカル効果 / ゼオライト-A / ゼオライト-X / 機械的活性 / カオリナイト
研究概要

本研究の目的は、カオリナイトを乾式粉砕で機械的に活性化させ、反応性を高めた後、アルカリとの湿式粉砕により、反応を向上させてゼオライトを合成する新しい手法を開発することにある。
カオリナイトと水酸化ナトリウムからゼオライトを合成する実験は、次の二つ内容に分けられる。第一の実験では、カオリナイト試料を乾式粉砕してメカノケミカル活性化し、その粉体試料を1M程度のNoOH溶液に60℃の温度で反応させた。その場合、未粉砕のカオリナイト試料はアルカリとの反応が高くならず、ゼオライトは合成できないのに対して、30分粉砕処理した試料はアルカリと反応し、ゼオライト-Aが合成できることが確認された。ここで得られた合成試料の比表面積は60m^2/g程度である。これに対して、第二の実験(乾式粉砕+湿式粉砕)では、上記の同じ反応条件で最終的にゼオライト-Xが合成できることがわかった。このときの乾式粉砕時間(反応性向上時間)ならびに粉砕処理時間(アルカリとの反応時間)を延長すると、ゼオライト合成反応が進行する。生成したゼオライト-Xの特性としての比表面積は140m^2/gと極めて高い値となることがわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Wantae Kim, Qiwn Zhang,Fumio Saito: "Synthesis of Zeolite-A and X from Kaolinaite Activated by Mechanochemical Treatuent"J. Chem. Eng. Japan. (in press).

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi