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2000 年度 実績報告書

刺激応答性高分子集合体の設計・開発とバイオプロセスへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 11750693
研究機関大阪大学

研究代表者

馬越 大  大阪大学, 基礎工学研究科, 講師 (20311772)

キーワードストレス応答 / 人工シャペロン / タンパク質 / スマートポリマー / リフォールディング / 水性二相分配法 / リポソーム / バイオプロセス
研究概要

(i)タンパク質などの生体高分子,および(ii)合成高分子の刺激応答特性を制御・複合利用した複合材料の設計・開発とそのバイオプロセス(一例として,タンパク質の新規なリフォールディングプロセス)への応用を目指して,以下の項目について検討した.平成11年度で定量的に評価した合成高分子・生体高分子の(自己触媒的)刺激応答特性に基づき,(1)刺激(ストレス)応答性高分子集合体を設計・開発し,それを(2)刺激(ストレス)応答型バイオプロセスへと応用した.
(1)刺激(ストレス)応答性高分子集合体の調製:
平成11年度の知見を参考にしながら,刺激応答性高分子と細胞様分子集合体(コアセルベート(水性二相)系,リポソーム)との複合材料(刺激応答性分子集合体)を調製した.刺激応答性高分子の界面での応答を制御することにより,生体高分子の(i)輸送,(ii)改変(活性化/不活性化),(iii)排出が可能な細胞様分子集合体の調製した.
(2)バイオプロセス(リフォールディングプロセス)への応用:
熱・pHを変化させることにより,合成高分子と生体高分子から成る刺激(ストレス)応答性分子集合体を利用して,遺伝子組換えタンパク質の再活性化・高純度化を試みた.具体的には,transglutaminase,lysozyme,CAB,β-galactosidaseなどの単量体・多量体形成タンパク質などを目的物質として,汎用性を有するリフォールディングプロセスを開発するとともに,それを最適化するための指針を明らかにした.さらに刺激(ストレス)応答性高分子集合体の酢性に相系への固定化により,プロセスの連続化も試みた.各種分析装置やクロマト本体は既存の設備を利用した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 馬越ら: "複合ストレスによるタンパク質の表面特性の制御と刺激応答型水性二相系におけるタンパク質の分離"化学工学論文集. (in press). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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