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1999 年度 実績報告書

酸素感受性エチレン生成酵素の結晶化と機能改変のための分子設計

研究課題

研究課題/領域番号 11750697
研究機関熊本工業大学

研究代表者

長濱 一弘  熊本工業大学, 工学部, 助手 (50248605)

キーワードエチレン生成酵素 / 部位特異的改変 / Psudomonas syringae
研究概要

Pseudomonas属細菌由来のエチレン生成酵素(EFE)は2-オキソグルタール酸を基質としてエチレンとコハク酸を2対1の割合で生成する酵素である。本酵素のユニークな触媒反応の解析を試みるため、まず、本酵素の結晶構造解析を行う目的で、このEFE遺伝子を組み込んだ大腸菌の培養液2リットルからのEFEの大量調製を試みた。その結果、無細胞抽出液から除核酸した後に、高速液体クロマトグラフィーの陰イオン交換カラムを用いることで純品のEFEを得ることが出来た。しかし、ウエスタンブロッティング解析の結果、EFEの分解断片が認められた。分解断片が微量存在する段階ではあるが、現在、酵素の結晶化を試みている。
一方、EFEの活性中心のモデル系として同じ2-オキソグルタール酸依存生ジオキシゲナーゼに分類されるセファロスポリンC合成酵素の活性中心に存在するアミノ酸残基をもとに、部位特異的改変を導入した結果、エチレンとコハク酸の生成比が野性型とは異なる(1.7対1)変異型EFEの作製が出来た。
現在、エチレンのみ、もしくはコハク酸のみを生成するような変異型EFEの作製を検討中である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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