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1999 年度 実績報告書

PGKとHUMARA assayを用いた,異型性母斑におけるクローナリティーの検討

研究課題

研究課題/領域番号 11770102
研究機関東京医科大学

研究代表者

原田 美貴  東京医科大学, 医学部, 講師 (30228655)

キーワードPGK assay / HUMARA assay / クローナリティー / 母斑
研究概要

目的:PGK assayとHUMARA assayを利用して,異形成母斑のクローナリティーを解明する.これまでHUMARA assayは,大型アクリルアミドゲルで電気泳動後,DNAをナイロン膜へ転写し化学発光で検出するという煩雑な方法を用いていた.そこでまず本年度は,小型ゲルで泳動後,ゲルを直接染色するという簡便な方法の導入を検討した.
方法:電気泳動装置として,ミニゲル電気泳動装置を使用した.HUMARA PCR産物を10%アクリルアミド(アクリルアミド:ビスアクリルアミド=19:1)で電気泳動し、エチジウムブロマイドあるいはSYBR Gold(Molecular Probes,0regon)を用いてゲルを染色後、波長365nmあるいは254nmの紫外線照射下、ポラロイド撮影して検出感度を比較した。
結果:10%アクリルアミドゲルで分離できたパンドは、SYBR Goldを用いて染色後、波長254nmで検出する方法を用いることにより最も感度の高い結果が得られた.
考察:今回確立できたミニゲル電気泳動装置を用いた簡便なHUMARA assayは、従来法と比較してクローナリティーの検索を非常に容易にした.
平成12年度研究計画:異形成母斑によるクローナリティーの検索を今回の条件下で行う.さらに先天性巨大色素性母斑やSpitz母斑などの境界病変あるいは前癌病変と現在みなされている色素性皮膚疾患についてもPGK assayとともに今回確立できたHUMRA assayを用いて,クローナリティーの検索を行う予定である.

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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