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1999 年度 実績報告書

中枢の神経伝達機構における細胞内亜鉛輸送蛋白質の発現と脳機能への役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11770178
研究機関旭川医科大学

研究代表者

伊藤 俊弘  旭川医科大学, 医学部, 助手 (20271760)

キーワード脳 / 海馬 / 亜鉛 / 亜鉛トランスポーター / 神経伝達系 / ストレス
研究概要

本研究は、平成11年度脳内における亜鉛の生理的役割をzinc transporterの発現から明らかにすることを目的とし、これら蛋白質の解析を行うために必要な抗体の作成に取り組んだ。現在まで報告されている4種類のzinc trannporter(ZnT-1〜ZnT-4)のうち脳に特異的なZnT-3およびZnT-4の可溶性部分について30塩基のprimerを合成し、これをもとにマウス脳組織よりRTPCR法で得られたこれら約100アミノ酸残基分のcDNAを蛋白質発現ベクターであるpGEX2Tと結合させ、発現用大腸菌sure-2にて蛋白質を発現させた。ZnT-3およびZnT-4は、アフィニティクロマトグラフィ(Glutathione Sepharose-4B)により分離精製した後、結合したGSTを血液凝固因子Xaにより切り離した。抗体はウサギに精製した蛋白質を免疫してポリクローナル抗体を作成した。これらの抗体は、平成12年度に行う実験に使用する予定である。平成12年度は、亜鉛欠乏食投与したラットにストレスを負荷した時の中枢神経機能に関与する亜鉛の役割をZnT-3およびZnT-4、更に可能であるならばメタロチオネイン等の亜鉛輸送蛋白質の発現を通して検討する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Itoh,T.Saito: "Effect of zinc deficiency on the response of immobilization stress in the adult rat"Trace Elements and Electrolytes. 17(2)(in print). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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