研究概要 |
今牢度は,次の2点について研究を進めた。 1.成長期の体格及ぴ骨量評価 学校フィールド(小学校〜中学校)の健常学生約500人を対象に,まず体格及ぴ体格組成の各指標(身長、体重、Body mass index等)を測定。次に、乾式踵骨超音波法骨量測定装置(AOS100)で、骨量測定(超音波伝播速度、超音波減衰係数、音響的骨評価値)を実施。また,足の大きさ、踵骨幅等の生体情報も収集し、3次元的骨評価を行った。 2.成長期における「体格と骨の発育」の関連要因の検討(断面研究) (1)対象児童の個人的属性(関連要因)の調査 体格・骨量評価の対象と同じ約500人に対し、家族の協力を得て、性、年齢、既往歴、家族歴、食習慣,生活習慣等に関するアンケート調査を行った。 (2)「体格と骨の発育」に影響する関連要因の検討 調査で得た各体格(組成)指標を、性別年齢階級別の平均値及ぴ標準偏差及ぴpercentile等により,体格(組成)指標の測定値として標準化した上で、痩せ群、適正体格群、肥満群を分類。 一方、各骨量指標(3次元骨量指標も含む)については、性別年齢階級別の平均値及び標準偏差よりZ-score^<註)>を算出し、各骨量指標の測定値の標準化をし、更に低骨量群、普通骨量群、高骨量群を分類した。 以上より、「体格と骨の発育」の群として、<痩せかつ低骨量>群、<適正俸格かつ低骨量>群、<適正体格かつ普通〜高骨量>群、<肥溝かつ普通〜高骨量>群等に影響する関連要因を解析した。
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