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1999 年度 実績報告書

カルシウム依存性プロテインキナーゼllによるコラゲナーゼ遺伝子の発現調節

研究課題

研究課題/領域番号 11770255
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

浜 信昭  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (70228526)

キーワードコラゲナーゼ / マルシウム依存性プロテインキナーゼ / 遺伝子転写
研究概要

【目的】カルシウム依存性プロテインキナーゼll(CaM Kll)のコラゲナーゼ(Coll)プロモーターの活性化に対する影響を明らかにすることを目的とした。
【方法】(1)ヒトCollプロモーター(bp-1,200〜+50)にCATレポーター遺伝子を結合したコンストラクトをGM細胞(CaM Kll遺伝子導入群とベクターのみ導入した群)に遺伝子導入する。24時間後、ホルボールエステル(PMA)でさらに16時問刺激後、CAT活性を測定することで各群間のCollプロモーター活性を比較検討した。
(2)Coll遺伝子の-73〜-65bpに存在するAP-1結合部位を、her pes simplex virusのthymidene kinaseプロモーターを介してCATに連結したレポーターコンストラクトを(1)と同様にGM細胞に遺伝子導入した。細胞を刺激後、CAT活性を測定し、AP-1活性を比較検討した。
【結果】
(1)CaMKllの遺伝子導入による細胞内発現は、COll遺伝子プロモーター活性を約50%抑制した。
(2)AP-1の転写活性はPMA刺激で上昇した。PMA刺激により上昇したAP-1転写活性をCaKllは約60%抑制した。
以上より、CaMkllはAP-1の転写活性の調節を介し、Coll遺伝子の転写活性を抑制すると考えられた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 浜 信昭: "MMP遺伝子の発現調節"11324y-1. 20. 535-540 (1998)

  • [文献書誌] 浜 信昭: "MMP-1(コラゲナーゼ)遺伝発現の調節機構"11324. 39. 307 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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