研究概要 |
Balb/cマウス表皮細胞由来細胞Pam212細胞におけるハイドロユルチゾンによるIL-1αおよびIL-6産生増強の機序を解析した。TNCB,DNCB,SDS,SEB刺激でPam細胞はin vitroでIL-1αIL6を産生した。化学刺激物質に加え各濃度のハイドロマルチゾルを加えたところ、10^<-8>-10^<-14>MでPam細胞からのIL-1α、IL-6産生を増強した。Gel shift assay によるPam細胞の核内転写因子の解析ではハプテンに10^<-6>-10^<-8>Mハイドロマルチゲルを加えたときにNF-kBの活性化を、10^<-10>-10^<-14>MではAP-1の活性化を、10^<-8>-10^<-12>Mを加えたときにNF-IL6の活性化が認められた。グルユユルチュイドは化学刺激物質の刺激による表皮細胞からIL-1αやIL-6などのサイトカイン産生の誘導を増強し、NF-kB、AP-1、NF-IL6などの核内転写因子の活性が関与している可能性が示唆された。
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