• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

ESR(電子スピン共鳴法)によるヒト生体角層の評価

研究課題

研究課題/領域番号 11770485
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

有川 順子  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00266743)

キーワード角質細胞間脂質 / バファー機能
研究概要

5-Doxyl Stearic acid でラベルした角層に対して電子磁気共鳴法スペクトラから算出したorder parameter Sはヒト角層の流動性を評価するのに有用な手法でありorder parameter Sの値はヒトパッチテストにおける皮疹判定スコア、TEWL値、細胞毒性試験結果と相関している。これらの知見は死体皮膚を処理して得られた角層シートを用いた値で、生体での評価は成されていない。今回健常人20人の角層をサンプリングしESRスペクトラを測定してorder parameter Sを算出し、この新しい手法の妥当性を評価した。まず従来の死体皮膚から得られた角層を活性剤で処理したデータと比較したところ強い相関性を示し、同様にTEWL値ともよく相関した。今後この手法を用いて健常人での加齢に伴うESRの変化と、乾皮症などの疾患での評価を行い、ヒト表皮脂質層の疾患特異性を明らかにしたい。

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi