(1)抗Dvl1抗体の作製;ヒトDvl1の部分アミノ酸からなるペプチドを合成し、このペプチドに対するポリクローナル抗体を作製した。抗体の特異性および感受性の検討は、今回申請した電気泳動装置を用いたウエスタンブロット法で行なった。 (2)in situハイブリダイゼーション;ヒトDvl1のmRNAに対するプローブとして、合成したオリゴヌクレオチドを用いる。これらのプローブを用いて正常ヒト脳切片で、in situハイブリダイゼーションを行い、mRNAレベルでの発現分布の検討中である。 (3)作製した抗ヒトDvl1抗体を用いて、正常ヒト脳切片で免疫組織染色を行い、タンパク質レベルでの発現分布の検討をした。in situハイブリダイゼーションの結果とあわせて、ヒト脳におけるDvl1の分布の特徴を考察中である。 (4)in situハイブリダイゼーション;ヒトDvl1のmRNAに対するプローブとして、合成したオリゴヌクレオチドを用いる。これらのプローブを用いて精神分裂病患者および正常対照者の脳切片で、in situハイブリダイゼーションを行った。特に海馬領域の検討を行なった。 (5)作製した抗ヒトDvl1抗体を用いて、精神分裂病患者および正常対照者の脳切片で免疫組織染色を行なった。特に海馬領域の検討を行なった。この時に今回申請した、CCDカメラを使用し画像解析をする。in situハイブリダイゼーションの結果とあわせて、精神分裂病者死後脳における海馬領域Dvl1の変化を考察中である。
|