精神分裂病を親子あるいは兄弟にて発症しているペアを集積しており、現在まで約15ペアを発見している。来年度は更に例数を増やした上で、多飲・水中毒の一致率を集計してその遺伝の関与を検討する予定である。 また分子遺伝学的研究に関しては、多飲・水中毒の非発症群について約100例の患者に書面にて同意を得た上で末梢血からのDNA抽出を行なった。今後、発症群についてもできるだけ多人数(約100人)の発見に努め、DNA抽出を行なう予定である。その後、多飲行動と関係あると考えられる遺伝子のDNA多型を用いて患者-対照試験による関連研究を行なう。
|