【目的】レプチンは、直接、副腎髄質のカテコールアミン(CA)分泌・合成を促進する(Takekoshi et al.BBRC 1999;261:426-31)(Takekoshi et al.Endocrinology;2001、142:290-292)。しかし、その作用にPKCが含まれるか不明である。【方法と結果】ブタ副腎髄質初代培養細胞を用いた。Leptin添加で(1)PKC活性は増加しEDTAでその増加は抑制された。(2)PKC isoformはCa^<2+>-dependentである(c)PKCが増加した。(3)PKC阻害剤とEDTAによりleptinによるCA合成酵素Tyrosine hydroxylase-酵素活性、-mRNA、-蛋白の増加は抑制された。(4)ERKとJNKが増加したが、P38MAPKは変化しなかった。(5)ERKとJNKの増加は、EDTAとPKC阻害剤で抑制された。(6)ゲルシフトアッセイで、AP-1活性は増加し、PKC阻害剤とEDTAで抑制された。 【結論】LeptinはPKC活性化を介して、カテコールアミン合成を起こす。
|