研究概要 |
1.動物実験 麻酔下に家兎の腹部大動脈に人工血管(ダクロン)を9-0Nylonにて吻合した。術後1日目、1週目に吻合部を含めたグラフト片を採取した。切片を画像解析装置にて観察し、吻合部のfloorとtoe部の内膜肥厚(AIH)を確認した。 2.AIHにおける接着分子の発現の検討 クリオスタッドにより凍結切片を作製し免疫染色に供した。術後1日目、1週目のICAM-1,VCAM-1の内皮細胞表面での発現を観察し、解析中である。 3.今後の研究の展開 吻合部の内皮細胞表面にICAM-1,VCAM-1等の接着分子が発現されているかを確認した上で接着分子のブロッキングによるAIHの抑制効果を検討する。
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