HDAFトランスジェニックピッグの骨髄細胞を培養している。通常のブタ骨髄細胞であれば人間の血清と反応させると抗原抗体補体反応を起こし細胞溶解となるが、補体抑制因子HDAFを多く細胞表面に発現するHDAFトランスジェニックピッグの骨髄細胞は人間の血清に対し、溶解反応をしめさない。 今年度の実験では、このブタ骨髄細胞の培養を行い、2週目の細胞表面上にHDAFが多く発現することをFACSを用いて確認した。現在、RIをもちいてヒト血清やウサギ補体と反応させて溶解試験を行っている。 問題点として、1)ブタ骨髄細胞の培養系が完全に確立していないこと、2)ブタ骨髄細胞に特異的な骨髄細胞のマーカーが世界的にも発見されていないこと、
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