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1999 年度 実績報告書

精巣内細胞とテロメレース活性

研究課題

研究課題/領域番号 11770889
研究機関鳥取大学

研究代表者

山本 泰久  鳥取大学, 医学部, 助手 (00294314)

キーワード無精子症 / テロメレース / 精子 / 顕微授精
研究概要

非閉塞性無精子症患者で精巣内精子を用いた顕微授精(TESE ICSI)を希望する患者のうち、事前に組織学的にSertoli cell only syndromeと診断された23名に対して、精巣組織のテロメレース活性を定量的に測定した。さらにTESE ICSI施行時(治療的精巣生検)に精子の有無を評価した。TESE時に円形精子細胞あるいは精子を認めた8例中7例でtelomerase活性42.00TPG(total products generated) units/μg protein以上であった。第一次精母細胞段階での成熟停止9例は全て39.43TPGunits/μg protein以下であり、Sertoli cell only syndrome6例は13.92TPGunits/μg protein以下でかつ3例のテロメレース活性は0であった。以上よりcut-off値を42.00TPGunits/μg proteinとするとsensitivity,specificity,positive,predictive value,negative,predictive valueはそれぞれ87.5,100,100,93.8%であった。精巣組織テロメレース活性の測定は、TESE ICSIに際して精子が回収できるか否かを予想するのに極めて有用であると思われた。さらに不必要な排卵刺激を避けることができる可能性も示唆された。
来年度は無精子症全体に症例を広げ検討したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasuhisa Yamamoto,Nikolass Sofikitis,Yasuyaki Mio,Miyagawa: "Highly sensitive quantitative telomerase array of diagnostic testicular anaterial predicts the presence of haploid spermatigenic cells in therapeutic testicular biopsy in men with Sertoli cell only syndrome"Human Reproduction. K1巻12号. 3041-3047 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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