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1999 年度 実績報告書

網膜神経細胞への新しい外来遺伝子導入方法の開発とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 11771047
研究機関信州大学

研究代表者

秋元 正行  信州大学, 医学部・眼科, 助手 (90303453)

キーワードVP22 / アデノウイルスベクター / 遺伝子導入
研究概要

本研究の目的はVP22をもつ蛋白を産生するアデノウイルスベクターを作製し、その遺伝子産物細胞間輸送効果を見ることで、平成11年度中に以下の結果を得た。
#1 アデノウイルスベクターの作製:VP22の下流にレポーター遺伝子であるEGFP遺伝子を持つキメラcDNAを作製し、COS・TPC法によってアデノウイルスを作製した。
#2 培養網膜色素上皮細胞における遺伝子産物の分布:培養網膜色素上皮細胞に上記アデノウイルスを感染させ、レポーター蛋白の分布を調べた。VP22を持たないアデノウイルス感染では、感染細胞においてのみレポーター蛋白が確認された。VP22を持つアデノウイルスの感染では、非感染細胞においてもレポーター蛋白の存在が確認された。
#3 正常ラット網膜における遺伝子産物の分布:正常ラット網膜色素上皮下にアデノウイルスを注入した。VP22を持たないアデノウイルス感染では、網膜色素上皮細胞においてのみレポーター蛋白が確認された。VP22を持つアデノウイルスの感染では、網膜色素上皮細胞以外に、視細胞においてもレポーター蛋白の存在が確認された。上記、結果を以下の学会で報告した。
Intercellular delivery of gene products into retina.Akimoto M,et al.The Annual Meeting of The Association for Research in Vision and Ophthalmology(1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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