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1999 年度 実績報告書

Tracheal Occlusionは、CDHの低形成肺と肺高血圧をどこまで克服できるか

研究課題

研究課題/領域番号 11771091
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

金井 正樹  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60256360)

キーワード胎児治療 / 横隔膜ヘルニア / 肺低形成 / 肺高血圧 / 気管結紮 / ラット / nitrofen
研究概要

この動物モデルにおける胎児手術後の生存率と、手術成功率:合計70のラット胎児に手術を施行した。うち38頭のラット胎児は、術中に気管の損傷、多量の出血、胎盤薄離、子宮収縮による流産のため、手術を終了することなく、術中中絶した。残り32頭のラット胎児のうち、18頭はsacrifice時に子宮内ですでに死亡しているのが発見された。14頭のラットが術後生存していた(術後生存率44%)。14頭の生存ラットのうち、6頭は気管結紮が不完全であった(中絶症例を除く手術成功率25%)。気管結紮が完全であった8頭のうち、6頭は右または両側の横隔膜ヘルニアあるいは横隔膜欠損のない症例であり、検体は使用できなかった。2頭のラット胎児が左横隔膜ヘルニアおよび完全な気管結紮を持った胎児であった(検体採取可能率2.9%)。現在検体数を増やしているところである。
横隔膜ヘルニア胎児の左胸効腔内には肝臓、胃、脾臓が陥入し、左肺は低形成をきたしていた。気管結紮された胎児肺はヘルニア肺に比べサイズが大きく、胸腔全体を占めていた。ヘルニアによる胸腔内の臓器は腹腔内に帰還していたが、肝臓の一部のみは胸腔内に留まっていた。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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