当施設ではスライド写真の分類方法を作成し、過去5年間の患者スライド写真(5万枚ほど)をすべてデジタル化し中央化して保存する試みを行い、症例検討会、若手医師や学生の教育、教室単位で行う学会著作活動に利用してきた。 今回の研究では、従来の症例スライド写真のデータベースを発展させ、データベースを拡張することで、より高レベルのデータベースとして、臨床、教育、研究に役立てることを目的としている。また、形成外科におけるデータベースの可能性と、データベースの最も有効な保存、管理方法について、検討していく予定である。 平成11年度は当初の予定通り、症例の組織画像のデータベースへの蓄積を中心に研究を進行中である。補正予算の執行により平成11年12月に機器が整備されたため、まだ、研究は初期段階である。今後、学生教育やカンファレンスでの利用を目指していく。
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