• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

ヒトpIgR遺伝子発現における3'-非翻訳領域の役割について

研究課題

研究課題/領域番号 11771125
研究機関日本大学

研究代表者

大窪 信子 (竹之内 信子)  日本大学, 歯学部, 助手 (50246914)

キーワードpolymeric immunoglobulin receptor / 3'-非翻訳領域 / transcriptional regulation
研究概要

平成11年度はpolymeric immunoglobulin receptor(pIgR)3'-非翻訳領域(3'-UTR)の完全長のクローニングおよび、すでに塩基配列の決定されている3'-UTR(約450bp)のプロモーター活性におよぼす影響について検討した。
1.pIgR3'-UTR完全長のクローニング
pIgR 3' UTR領域のクローニングを3'-RACE法で行い、sequencingを行った結果、primer siteは完全に一致していたが増幅された内部はすでに知られている配列と一致していなかった。同一の実験をくり返したが結果は同じであった。したがって条件の検討などの再考が必要であると判断した。
2.3'-UTR(約450bp)のプロモーター活性におよぼす影響について
3'-UTRのfragmentを選択的に増幅する目的で、ヒトpIgR cDNAをtemplateとしてプライマーの5'側にそれぞれXba IおよびSal Iを付加したprimerで増幅し、約450bpのPCR productをpBluescriptのXba I/Sal I siteに組み込んだ。このplasmidよりXba I/Sal Iでfragmentを切り出した。さらにヒトpIgR遺伝子5'上流域約775bpをpGL3-Basicのluciferase遺伝子5'側に組み込んだベクター(-775/pGL3)のpoly A signal siteをpIgR 3'UTR fragmentに置き換えた。この発現ベクターをHT-29細胞にtransfectionし、48時間培養したところ、3'-UTRが組み込まれていないものと比較してプロモーター活性の定常レベルの低下がみられた。このことより、pIgR 3'-UTRは刺激のない状態においては転写を抑制する機能があると予想された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nobuko Takenouchi-Ohkubo: "Role of nuclear factor-κB in the expression by tumor necrosis factor-α of the human polymeric immunoglobulin receptor(pIgR) gene"Immunogenetics. 49(in press). (2000)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi