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1999 年度 実績報告書

シェーグレン症候群の発症および進行を制御するMHC連鎖感受性遺伝子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 11771171
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

泉福 英信  国立感染症研究所, 口腔科学部, 主任研究官 (20250186)

キーワードシェーグレン症候群 / NODマウス / MHC / B10.D2マウス / B10.A(R209)マウス / 1型糖尿病 / MHC class II / MHC class ID
研究概要

本研究は、2年計画の1年目として研究を行った。シェーグレン症侯群の発症および進行機構に連鎖するMHC感受性遺伝子をより詳細に解析するために、1型糖尿病と共にシェーグレン症候群を自然発症するNODマウスにB10.A(R209)やB10.D2マウスを交配し、NODマウスのMHC class II,MHC class III,MHC class IDがB10.A(R209)やB10.D2マウスの同遺伝子と組み換えを起こしたリコンビナントNODマウスを作製する事を試みた。NODマウスとB10A(R209)マウスとの交配から得たBC(バッククロス)4マウスをさらにBC4マウスと交配したN(インタークロス)4マウスの中で、MHC class IIおよびMHC class ID領域でその遺伝子組み換えが認められたマウスを得ることができた。そのマウスは、糖尿病の発症が認められなくまたNODマウスと比較してシェーグレン症侯群の発症、進行に遅れが認められた。よって、MHC class IIおよびMHC class ID領域にンェーグレン症候群の発症、進行を制御する感受性遺伝子が存在する可能性が示唆された。さらに、バックグランド遺伝子をよりNODマウスに近ずけていくために、BC4マウスとNODマウスの交配を続けて行く予定である。NODマウスとB10.D2マウスとの交配から得たBC1マウスも作製し、さらにBC1マウスとNODマウスを交配してBC1マウスを作製した。このBC1マウスも同様に、NODマウスの交配を続けて行く予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Hattori,E.Yamato,N.Itor,H.Senpuku他: "Homologous recombination of the MHC class I region defires new gene"J.Immunol. 163. 1721-1724 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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