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1999 年度 実績報告書

ヒト線維芽細胞におけるcollagenase(MMP-1)遺伝子の発現-Interleukin(IL)-1刺激によるDNA binding proteinの発現とその制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11771348
研究機関松本歯科大学

研究代表者

上松 節子  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (80271378)

キーワードMMP-1 / IL-1 / C / EBP / 線維芽細胞 / DNA binding protein
研究概要

本研究は,IL-1刺激ヒト線維芽細胞におけるDNA binding protein(STAT3,C/EBP)の発現とそれらが転写制御因子としてcollagenase(MMP-1)遺伝子の発現をどのように調節しているのかを明らかにすることを目的として行った.
患者の承諾を得た臨床材料を用いて線維芽細胞を分離し培養した.すなわち治療上必要と診断された矯正治療患者の抜去歯牙ならびに歯肉切除片から,Tewariらの方法に準じてヒト歯根膜ならびに歯肉線維芽細胞を分離した.得られた細胞は10%クシ胎児血清(FBS)を添加したダルベッコ変法イーグル培地(DMEM)を用いて,5%CO_2,37℃で継代培養した.歯肉線維芽細胞にIL-1刺激を加えた後,経時的(15分,30分,1時間,2時間,4時間,6時間,8時間,24時間,48時間,72時間後)に核抽出液ならびにtotal RNAを抽出した.調整した核抽出液を用いて,ゲルシフトアッセイによるC/EBP-α,β,δの活性化の同定,ウェスタンブロット法によるC/EBP-α,β,δ分子の同定を行った,また,ノーザンプロット法を用いてC/EBP-α,β,δmRNAの発現を検出した.その結果,IL-1刺激ヒト歯肉線維芽細胞において,C/EBPの活性化が認められ,さらにスーパーシフトアッセイによりC/EBP-β,δの関与が認められた.一方でC/EBP-α,β,δmRNA量に変化が認められなかったことから,C/EBPは転写後に関与しているものと考えられた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hamid QA. Reddy PJ, Tewari M, Uematsu S et al.: "Regulation of IL-1 Induced Gingival Collagenase Gene Expression By Activator Protein- 1"Cytokine. (in press).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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