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2000 年度 実績報告書

下肢筋の筋量および筋形状が筋ポンプ作用に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 11780043
研究機関日本女子体育大学

研究代表者

村岡 慈歩  日本女子体育大学, 体育学部・附属基礎体力研究所, 助手 (70307990)

キーワード下腿三頭筋 / 超音波Bモード法 / 下腿血液貯留量 / 近赤外分光法
研究概要

本年度は,平成11年度に引き続き筋形状の差異が貯留血液量に及ぼす影響について実験を行い,さらに筋ポンプの効果について,筋力発揮速度という観点から検討を行った.健康な女性10名を被検者とし,座位で膝関節を完全伸展および90deg屈曲させた状態で,足部を足関節用マルチポジション筋力計(VINE,VMP-004)に,それぞれ足関節角度0deg,20deg背屈位,20deg底屈位で固定した.運動は静的足関節底屈運動とし,安静を3分間維持した後,2秒間で力発揮,引き続き2秒間で弛緩を連続的に4回(16秒間)繰り返した.力発揮レベルは,30,70%MVCとし,発揮筋力は足関節用マルチポジション筋力計に装着したフォーストランスデューサによって計測した.力発揮の際のターゲットとして,オシロスコープ(IWATSU,ストレージスコープ)に,30,70%MVCに相当するレベルを表示し,同時に被検者の発揮筋力を表示させることにより,被検者はそれをガイドに力発揮を行った.十分休息を挟んだ後,4秒間力発揮,4秒間弛緩を連続的に2回(16秒間)行った.足底屈筋群について,静的筋活動時の筋放電量を表面筋電図により,活動筋の筋形状変化を超音波Bモード法(Aloka,SSD-1000)により測定した.発揮筋力および導出された筋の電位変化は,増幅後,A/D変換(ADInstruments,MacLab)し,コンピュータに取り込み,分析を行った.別の日に,近赤外分光法(浜松ホトニクス,NIRO-300)によって同じプロトコールでの筋血液量を測定した.以上の測定から,運動中の筋血液量の変化,筋放電量,筋形状の変化を定量し,力発揮速度の差異がこれらパラメータに及ぼす影響を検討した.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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