当該年度に、以下の研究実績をあげた。まず、持続可能な社会における経済、情報、環境のあり方を明らかにするために、情報の中の教育の影響を分析し、「持続可能な社会のための消費者教育」として日本消費者教育学会で口頭発表をし、消費者教育学会誌に投稿し掲載された。また、家庭に於ける経済の動きを明らかにするために、家族形態と収入によってどのように家計が変化するかを分析し、これを"Analysis of Family Income and Expenditure of Dual-income Households by Employment Status of Wife"、"The Analysis of Family Income and Expenditure of One-income Households and Dual-income Households"の2つの論文に発表し、Journal of Asian Regional Association for Home Economicsに掲載された。これらの研究については、中部家政学会(1999年11月)で口頭発表をおこなった。 さらに、アーミッシュのライフスタイルの分析をおこなうために、1999年の7月にアメリカ・ペンシルバニア州ランカスター郡のエリザベスタウンカレッジヤングセンターで資料収集を行い、メサイア大学のアーミッシュ研究の第一人者であるクレイビル教授と調査の事前打ち合わせを行い、アーミッシュ家庭において、聞き取り調査の予備調査を行った。また、アーミッシュの教育とアーミッシュの情報活動を明らかにするために、アーミッシュによって出版され、使用されている教科書と、アーミッシュの家庭で最も読まれている情報誌である"Family Life"のバックナンバーを購入し、それらのデータベース化と内容分析を行った。
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