• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

インターネツトの経路学習用シミュレータ教材の開発・評価

研究課題

研究課題/領域番号 11780118
研究機関宇都宮大学

研究代表者

川島 芳昭  宇都宮大学, 教育学部, 助手 (70282374)

キーワードルータ / ルーティング / インターネット / シミュレータ / 教育工学
研究概要

インターネットの基本機能の一つである経路の選択の仕組みを効果的に学習させることを目的に,初心者向けのシミュレーション型ソフトウェア教材を作成した。この教材は,パケットを任意のコンピュータに転送する過程や,ルーティングテーブルの経路情報,パケットの情報等を学習者が観察・設定する実習を支援する。さらに,パケットを次のルータに転送するための処理を具体的に把握させるため,学習者自身がルータ内のゲートを手動で開閉操作できる機能で構成した。この教材の各部の機能は以下の通りである。
1.シミュレータ部:ルータ内でのパケットの処理の仕組みを模式的に表示する。
2.ルート表示部:パケットが通った経路の軌跡を表示する。
3.実行制御部:パケットの転送を「開始」するルータや,「目的地」となるルータを任意に設定できる。また,シミュレータの「実行」を制御する。
4.データ表示部:シミュレータ部で提示されたネットワークを介して転送されたデータを表示する。
この教材を次年度の評価実験に先立って試行した結果,以下のことが分かった。
1.本教材を使用することで,ネットワークの基本用語やその意味を学習者に把握させる効果があること。
2.本教材を用いた実習は,ルーティングテーブルやルータ内の処理の手順を学習者に具体的に把握させる効果があること。
今後は,多数の被験者を対象に教材の効果を定量的・定性的に検証し,それに基づいてシミュレータの改善を行う予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 川島芳昭: "インターネットの経路の学習用シミュレータ教材の開発"第9回日本産業技術教育学会関東支部大会. (1997)

  • [文献書誌] 石川 賢: "ハードウェアとソフトウェアの関連の学習指導教材の評価"第9回日本産業技術教育学会関東支部大会. (1997)

  • [文献書誌] 川島芳昭: "図形の証明に関する解答の正誤判定方法の改善"宇都宮大学教育学部教育実践研究指導センター紀要21号. 21. 12-21 (1998)

  • [文献書誌] 川島芳昭: "インターネットの経路の学習指導用シミュレーション型教材の試行"日本教育工学会第14回大会講演論文集. 14. 125-126 (1998)

  • [文献書誌] 川島芳昭: "インターネットの経路の学習指導用シミュレーション型教材の改善"日本産業技術教育学会第10回関東支部大会講演要旨集. 10. 43-44 (1998)

  • [文献書誌] 川島芳昭: "インターネットの経路の学習指導用導入教材の開発"1999年日本教育工学会第15回大会講演論文集. 15. 149-150 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi