二値データに対する個体効果モデルは、ほぼ構築が終わり、周辺の理論的枠組も構築が終わった。既に、2つの論文を執筆した。1つは国際的一流誌Biometricsにほぼ受け入れられた。もう1つも投稿中である。データ解析の実践も、いくつかではあるが、既に手応えを得ている。 来年度は、さらなる実践を踏まえて、より深い意味のあるモデルへと発展させたい。特に、計算実行時間に対する知見を得たく考えている。 同時に、構築されたモデルを実践に利用しているうちに、欠測データや不揃いデータの有効性、条件付密度の問題に遭遇した。前者については1つの論文を執筆し、投稿中である。後者の方は、最も簡単な場合は解決したので、さらに思索を深めたい。
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