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1999 年度 実績報告書

通信資源管理への人口進化モデルの適用とその大規模ネットワークにおける評価

研究課題

研究課題/領域番号 11780179
研究機関北海道大学

研究代表者

棟朝 雅晴  北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 助教授 (00281783)

キーワード経路制御 / インターネット / 進化的計算手法 / 遺伝的アルゴリズム / 分散アルゴリズム / シミュレーション / Beowulf並列計算機
研究概要

本研究では進化的計算を用いた大規模ネットワーク上における計算資源管理をそれぞれのノードで独立に行うアルゴリズムをさらに改良し、その有効性を大規模シミュレーションにより検証することを目的としていた。そのために、パーソナルコンピュータを高速ネットワークで多数結合されるBeowulf型並列計算機を構築し、その上で並列ネットワークシミュレータを実現した。これにより、大規模ネットワークのシミュレーションを可能とした。シミュレーション結果を基に経路制御アルゴリズムの改良を行うとともに、その有効性を示した。今年度の成果としは、比較的小規模なBeowulf型並列計算機を構築し、その上での分散ネットワークシミュレータを開発した。近年のパーソナルコンピュータおよびネットワーク技術の進歩は著しく、汎用のマイクロプロセッサおよび通信デバイスにより以前では大型計算機や専用の並列計算機に匹敵する性能を極めて低いコストで実現することが可能となった。具体的なアルゴリズムの改良点としては、これまで提案されてきた進化的手法である遺伝的アルゴリズムによる手法で用いられてきた、突然変異および交叉手法について、経路上の各リンクの負荷情報に基づいたラマルク的手法を適用することで、アルゴリズムの性能を向上させることができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Masaharu Munetomo,David E.Goldberg: "Identifying Linkage Groups by Nonlinearity/Non-monotonicity Detection"Proceedings of the Genetic and Evolutionary Computation Conference. 51-56 (1999)

  • [文献書誌] Masaharu Munetomo,David E.Goldberg: "Linkage Identification by Non-monotonicity Detection for Overlapping functions"Evolutionary Computation. 7.4. 113-119 (1999)

  • [文献書誌] 小林英博,棟朝雅晴,佐藤義治: "遺伝的アルゴリズムを用いたネットワーク帯域幅割当"情報処理学会研究報告. 16-21 (1999)

  • [文献書誌] 山口直彦,棟朝雅晴,佐藤義治: "進化的手法によるAS間経路制御"情報処理学会研究報告. 22-27 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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