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1999 年度 実績報告書

エンヴェロープ理論に基づく実時間制御系の検証の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11780188
研究機関筑波大学

研究代表者

塩 雅之  筑波大学, 電子・情報工学系, 助手 (60302395)

キーワード実時間システムの検証 / エンヴェロープ理論 / SOFA / 音楽情報処理 / Tense Arithmetic
研究概要

実時間プログラムの検証に関する研究は,現代のプログラム理論において重要な問題の1つである.本研究では,束を基にしたエンヴェロープ理論及び実時間プログラム検証体系SOFA,tense arithmetic等により,実時間プログラム・システムの検証系を構築した.解析的意味論で用いられるν-定義可能行為はプログラムを高階の数学理論の言語で表現するものであり,数学的,論理的に厳密な理論を展開することができる.またSOFA,tense arithmetic等の実時間プログラム検証体系はビークルの制御系や生ピアノの自動重奏システムなどの連続的に変化する外部の物理系を離散的に制御するプログラム系を検証するシステムである.
本年度は連続変化外部系を離散的に制御するプログラム系の,tense arithmeticによる検証・解析システムの研究を行なうとともに,実時間システムの例題のひとつである音楽情報処理分野においては,楽曲構造に着目することにより,
・実時間重奏システムの形式的理論的表現
・演奏ルールの形式的理論的表現
・それらの成果に基づいた楽曲分析システム,実時間重奏システムの実装
等を研究し,成果を得た.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 五十嵐滋,水谷哲也,塩雅之: "Tense Arithmetic による実時間知的プログラムの解析"応用数学合同研究集会報告集. 43-46 (1999)

  • [文献書誌] 劉剣利,小池宏幸,水谷哲也,塩雅之,平賀瑠美,五十嵐滋: "PSYCHE:楽曲分析とその応用を中心として"第41回プログラミング・シンポジウム報告集. 21-30 (2000)

  • [文献書誌] 小池宏幸,平賀瑠美,五十嵐滋,五十嵐滋,水谷哲也,塩雅之: "アゴーギグルールのパラメータ値の自動決定システムの構築"情報処理学会研究報告. 99-MUS-31. 49-54 (1999)

  • [文献書誌] 酒井祐樹,田中崇之,水谷哲也,五十嵐滋,塩雅之,平賀瑠美: "演奏生成の論理的表現―ルールを用いた演奏生成と協調演奏"1999年度人工知能学会全国大会(第13回)論文集. 171-174 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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