研究概要 |
本年度は,冠頭標準形の有理数のプレスブルガー文に対する真偽判定アルゴリズムに対して以下の研究を行なった. 1.すでに提案している基本アルゴリズムおよび計算幾何学を応用した平均的計算実行時間を高速化する手法を,実際に判定処理系に組み込み,その効果を測定した. この結果は,平成11年11月に行なわれた電子情報通信学会のコンピュテーション研究会で発表した. 2.関連研究として,整数プレスブルガー文の真偽判定の複数の通常計算機を用いたネットワーク上での並列処理による高速化手法について、その手法の提案,実装を行なった. さらに,今まで現実時間で解けなかった実用例題に対して評価した結果を平成12年3月に行なわれる情報処理学会の全国大会の発表予定である.
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