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1999 年度 実績報告書

音声対話システムにおけるコーパスからの知識獲得に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11780268
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

荒木 雅弘  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (50252490)

キーワード音声対話システム / 対話コーパス / 談話タグ / 学習 / 対話処理 / 意味解析 / 構文解析
研究概要

本研究では、特定のタスクを対象とした小規模なタグ付き対話コーパスと、汎用的言語資源や抽象的タスクモデルを組み合わせて、音声対話システムの構築に必要な語彙知識・構文知識・意味知識・対話規則を、学習によって獲得する手法の開発を目的とし、本年度は以下の成果を得た。
1.学習データの整備
地図課題,クロスワードパズル,会議の予約,地理案内,テレフォンショッピング,会議室スケジューリング,写真を題材にした議論などの課題遂行タイプの音声対話14対話(52分40秒)に対して,転記をおこない、韻律,形態素,基本単位(スラッシュ単位),談話行為,談話セグメントの情報を付与した
2.学習による意味解析規則の獲得
変形に基づく学習(Transformation-Based Learning)を用いて、発語内行為および意味表現の枠組を決定する規則を学習するプログラムを作成した。また、意味表現の個々の要素を抽出するプログラムに関しては、タスク依存性が少ないと判断したため、ハンドコーディングを行った。これらのプログラムの性能は、学習に用いたデータによる評価で正解率61.1%、学習に用いなかったデータによる評価で40.6%が得られた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 荒木昌弘: "音声対話システム構築のための対話ライブラリ"人工知能学会研究会資料SIG-SLUD 9901-1. 1-6 (1999)

  • [文献書誌] Araki, M.: "A Dialogue Library for Task-oriented Spoken Dialogue Systems"Proc. of IJCAI Workshop on Knowledge and Reasoning in Practical Dialogue Systems. 1-7 (1999)

  • [文献書誌] Ichikawa, A.: "Evaluation of Annotation Schemes for Japanese Discourse"Proc. of ACL'99 Workshop on Towards Standards and Tools for Discourse Tagging. 26-34 (1998)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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