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1999 年度 実績報告書

ソフトウェア信頼性評価技術の理論的統合化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11780331
研究機関広島大学

研究代表者

土肥 正  広島大学, 工学部, 助教授 (00243600)

キーワードソフトウェア信頼度成長モデル / 無限サーバ待ち行列 / 確率モデル / ベイズ推定 / ギブスサンプリング / ニューラルネットワーク
研究概要

本研究では、従来から提案されているソフトウェア信頼度成長モデルを理論的に統合し、かつソフトウェアのデバッグ過程から物理的にフォールト発見事象を表現するための確率モデルを提案した。具体的は、無限サーバ待ち行列の理論を適用することによりソフトウェアに残存するフォールト数を記述するための確率モデルを提案し、ソフトウェア信頼性評価に有用ないくつかの評価尺度を導出した。上述のモデルは、テストケースの到着過程とソフトウェア内の論理パスを通過するデバッグ過程によって表現されており、従来のソフトウェア信頼度成長モデルの全てがこの枠組みにおいて説明され得る。このような一般化されたモデルに対して、ベイズ法やギブスサンプリング法に基づいたシミュレーションを行うことにより、あらゆるタイプのソフトウェアフォールト発見データに適合するような統合的方法論を確立することが可能となった。最終的に、実際の工程で採集されたデータを用いて信頼性評価を行い、提案モデルの有効性を検証した。また、ニューラルネットワーク技術を応用することにより、新しいソフトウェア信頼性評価技法も新たに開発した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 篠原康秀: "GMDHネットワークに基づいたソフトウェア出荷スケジュールの生成アルゴリズム"日本信頼性学会誌. 21・1. 2-10 (1999)

  • [文献書誌] T.Dohi: "Optimal Software Release Scheduling Based on Artificial Neural Networks"Annals of Software Engineering. (掲載予定).

  • [文献書誌] T.Dohi: "Software Release Games"Journal of Optimization Theory and Applications. (掲載予定).

  • [文献書誌] 岡村寛之: "運用段階におけるソフトウェア製品の信頼性評価法-加速寿命試験モデルの提案-"電子情報通信学会論文誌(A). (掲載予定).

  • [文献書誌] T.Dohi: "The Effective Smoothing Techniques to Estimate the Optimal Software Releases Schedule Based on Artificial Neural Network"IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics,Communications and Computer Sciences. (掲載予定).

  • [文献書誌] T.Dohi: "A simulation Study to Analyze Unreliable File Systems with Checkpointing and Rollback Recovery"IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics,Communications and Computer Sciences. (掲載予定).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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