• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

バーチャルリアリティによる個人の防災力自己診断手法の提案とそのシステム化

研究課題

研究課題/領域番号 11780340
研究機関山口大学

研究代表者

瀧本 浩一  山口大学, 工学部, 助手 (50263794)

キーワード防災教育 / 体験システム / バーチャルリアリティ技術 / パーソナルコンピュータ
研究概要

開発中の本システムは「地震防災知識学習サブシステム」,「災害体験サブシステム」,「避難行動体験サブシステム」からなる.これらのサブシステムについて以下に記すとおり順次開発を行った.
地震防災知識学習サブシステムについては,学習カリキュラムの作成,それを表示するプログラムおよびS-P曲線など教育工学的手法による評価のためのプログラムの作成が終了した.このサブシステムを使うことにより,コンピュータにより防災についての学習および評価が可能となった.災害体験サブシステムについては,仮想災害の想定シナリオやCG,これらを表示するプログラムの作成が終了した.これにより,コンピュータ上で発生する仮想災害においてどのようには判断すればよいかを体験,学習することができる.次に,避難行動体験サブシステムでは,ベースとなるコンピュータ上に再現された仮想構造物内をバーチャルリアリティ表現で自由に移動するウォークスルーモデルを作成した.これによりバーチャルリアリティ用の眼鏡を使用することで,立体的に表示された仮想構造物内を避難することができるようになった.
今後は,避難行動体験サブシステムから得られた避難動線や避難時間の評価プログラムの作成と3つのサブシステムのコーディング,それぞれ得られた評価結果を総合評価する方法,そして構築したシステムの評価として実際に小・中学生に使用してもらう評価実験を行う予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 瀧本浩一: "ゲーム的要素を用いた地震防災教育ソフトウェアの開発と評価"地域安全学会論文集. No.1. 145-150 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi