• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

ノシセプチン受容体欠損マウスに特異的な新規遺伝子の単離と解析

研究課題

研究課題/領域番号 11780552
研究機関関西医科大学

研究代表者

宝谷 剛志  関西医科大学, 医学部, 助手 (60241163)

キーワードノシセプチン / ノシセプチン受容体 / ノックアウトマウス / cDNAサブトラクション / 新規遺伝子 / クローニング
研究概要

ノシセプチン受容体ノックアウトマウス脳組織において発現が増加ないし減少する遺伝子断片の単離を行なった.ノックアウトマウス,野生型マウス間でのcDNAサブトラクションの結果,ノックアウトマウスにおいて発現が増加するcDNA断片が数個得られた.塩基配列の解読,遺伝子データベースとの照合から,その多くは機能がわかっている既知遺伝子産物であったが,特に細胞内物質輸送に関連したタンパク群が多く含まれていた.一方,新規遺伝子断片は2個得られた.いずれもESTで塩基配列が一部既報の領域を含んでいたが,タンパクの構造・機能については不明なものであった.そのうち1つは現在解析中である.EST Assembly,ヒトゲノム配列を用いた検索から,この新規遺伝子ヒトホモログは,ヒト第6番染色体上に位置し,複数のエキソンをもつことが明らかとなった.さらに未知のタンパクコーディング領域を含む5上流エキソンをヒトゲノムから予測し,アミノ配列を推定したところ,酵母や線虫において高い相同性をもつ機能不明のタンパクをコードすることが判明した.現在この新規遺伝子の完全長cDNAのクローニングおよび脳内発現分布などを解析中である.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Miyuki Nishi: "RhoN,a novel small GTP-binding protein expressed predominantly in neurons and hepatic stellate cells."Molec.Brain Res.. 67・1. 74-81 (1999)

  • [文献書誌] Masahiko Kase: "Distribution of neurons expressing α1G subunit mRNA of T-type voltage-dependent calcium channel in adult rat central nervous system."Neurosci.Lett.. 268・2. 77-80 (1999)

  • [文献書誌] Teizo Ueyama: "Comparative distribution of GABAergic and peptide-containing neurons in the lateral lemniscal nuclei of the rat."Brain Res.. 849・1,2. 220-225 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi