研究課題/領域番号 |
11791005
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鶴木 眞 東京大学, 社会情報研究所, 教授 (00051722)
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研究分担者 |
中川 祐治 愛媛大学, 理学部, 教授 (20227755)
平田 浩一 愛媛大学, 教育学部, 教授 (80173235)
岡村 茂 愛媛大学, 教育学部, 教授 (10224057)
後藤 光伸 (株)アプリネット, 代表取締役兼主任研究員
清水 英之 静岡英和女学院短期大学, 国際教養学科, 教授 (10149487)
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キーワード | 遠隔教育 / インターネット / 生涯学習 / 仮想教育モール / 大学改革 / オンライン教育 / WBC / WBT |
研究概要 |
研究年度2年目となる本年度は、昨年度行った基礎的調査と理論的研究を踏まえ、仮想地域教育モールをWeb上に展開するための実証的な研究に着手した。 具体的には、1)愛媛大学教育学部のサーバーを利用し、プログラミングおよび数式処理という科目を対象に、Webを活用しての教育を試行した(平田)、2)小児向けに、動物の名前と音声と写真を関連付けた「バーチャル動物園」を試作(秋元)、3)「学びあい.COM」という名称の実験的教育モールをWeb上に構築し、英語教育、アジア理解などのコンテンツの提供を開始した(清水、内藤、井尻)、4)サイバーテロリズム及び国連システムを題材に、XMLを利用したコンテンツの製作に着手した(鶴木、鈴木)。 技術面からの研究としては、1)ネットワークのボトルネックの影響を避ける技術として、クライアント側でTVMLにより画像を生成し教材を提示するための基礎実験を行った(中川)、2)アプリネット社から提供されたグループウェア「ココデイントラ」を解析し、レポート管理システム、数式データの表示などの新たな機能を追加した(中川)、3)Delphiを使った理科教材を試作した(秋元)。 この他の調査研究活動として、1)鹿児島大学のWeb Broadcastingの実施状況の視察(岡村ほか)、2)日商エレクトロニクスの「インターワイズ」、岐阜県のVRテクノセンターなどの調査・研究(内藤ほか)、3)日本マスコミュニケーション学会にてオンライン教育に関するワークショップの企画(内藤)、等を行った。また教育活動として、松山市内の小中学教員を対象に、インターネットの歴史や問題点に関する講演および実技指導を行った(岡村、平田、中川、秋元)。 本研究の最終年度となる来年度は、試行的に仮想教育モールを管理・運営することで、1)製作・運営上の技術的問題点、2)コンテンツ製作上の課題と教育効果、などの成果が期待される。
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