研究課題/領域番号 |
11791009
|
研究種目 |
地域連携推進研究費
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人文地理学
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
矢野 桂司 立命館大学, 文学部, 助教授 (30210305)
|
研究分担者 |
中谷 友樹 立命館大学, 文学部, 助教授 (20298722)
古賀 慎二 立命館大学, 文学部, 助教授 (10234725)
生田 真人 立命館大学, 文学部, 教授 (40137021)
山下 博樹 鳥取大学, 教育地域科学部, 講師 (00314568)
戸所 隆 高崎経済大学, 地域政策学部, 教授 (80066745)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
キーワード | GIS / マーケッティング / 消費者 / 購買行動 / 商圏 / インパクト分析 / 空間的相互作用モデル / 草津市 |
研究概要 |
本研究は、草津市を中心とする湖南地域のあらゆる社会・経済的データを地理情報システム(GIS)に取り込み、1990年代における対象地域の変容を明らかにする商業環境モニタリング・システムの構築と、地域将来計画にみられる様々なインパクト(大規模小売店舗の出店など)が当該地域の商業環境に与える影響を予測するシステムの構築を行った。 1.現況の商業環境のモニタリング:1999年度に来街者調査、駐車場利用実態調査、消費者購買行動調査を実施し、2000年度は、詳細な買物日誌調査、事業所実態調査を実施した。なお、これら全て調査結果はGISで扱える形式で全てデーターベース化された。そして、それらのデータベースから、クロス集計やGISでの地図化を試みた。特に、草津駅周辺の駐車場利用の実態(山下、2001)や、来街者調査(中心調査法)と消費者購買行動調査(周辺調査法)のGISを用いた比較分析(香川等、2000)、消費者購買行動調査からの各店舗の3D商圏分析(矢野他、2000、NHK-BS2で放映)、消費者の1週間の買物行動に関わる時空間軌跡の3次元表示、草津市のジオデモグラフィクスの構築、などが行われた。 2.インパクト予測モデル:本システムでは、欧米における消費者購買行動研究の展望とGISと空間分析の最近の動向を把握した上で(矢野、2000ab,2001)、現況の消費者購買行動のアンケート結果に基づいて、従来のハフ・モデルを拡張した空間的相互作用モデルを応用したインパクト予測モデルを構築した。 3.商工会議所支援システム:本研究で行った調査・分析結果を、1992年に行われた草津商工会議所の商業近代化地域計画策定事業報告書と比較・分析した上で、湖南地域全体、そして草津市の商業環境を展望し、本システムの商工会議所での活用方法を提示した。
|