研究課題/領域番号 |
11791010
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
片山 一道 京都大学, 霊長類研究科, 教授 (70097921)
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研究分担者 |
井上 康二 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (80213156)
松井 章 奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 主任研究官 (20157225)
百々 幸雄 東北大学, 大学院・医学研究科, 教授 (50000146)
松浦 秀治 お茶の水大学, 生活科学部, 助教授 (90141986)
中村 俊夫 名古屋大学, 年代資料測定センター, 教授 (10135387)
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キーワード | 古人骨資料 / 動物遺存体資料 / 弥生時代 / 池上曽根遺跡 / 資料整備 / 骨考古学 / 古病理学 / 年代測定 |
研究概要 |
今年度の最大の研究成果は、本研究の連携プロジェクトである「池上曽根遺跡整備プロジェクト」(文化庁「地域拠点史跡等総合事業」との連携研究をスムーズに進め、その成果を公開シンポジウム「池上曽根遺跡からの新視点:弥生時代の人・社会・風土」として結実させたことである(当シンポジウムのポスターと講演資料集と関係資料を添付)。このシンポジウムは本研究班の主催で、3月26日と27日の両日、大阪大学豊中キャンパスの大講堂で開催された。国内外の関連研究者、発掘実務の担当者、それに一般聴衆を合わせて合計282人が参加し、研究分担者の松井、片山、百々、それに研究協力者を含む12名の者が講演を行った。その模様は読売新聞等のメディアを通しても喧伝され、本研究の意義とか研究成果については広く社会に還元できたことと思う。その他、予定通り研究班のメンバーが全員参加する研究集会を9月の中旬に開き、具体的な実施課題、実施方法、研究協力体制などについて協議した。さらに、これまで整備作業が十分でなかった大阪市立大学および大阪大学に所蔵される古人骨資料、奈良国立文化財研究所および京都大学に所蔵される動物遺存体資料などを共同利用に供することができるよう整備する作業を始めるとともに、各地の研究機関にある関係資料を手分けして点検する作業を進めたことも重要な成果である。
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