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2000 年度 実績報告書

地域の高度情報通信基盤を用いた遠隔教育支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 11791014
研究機関岐阜大学

研究代表者

中馬 悟朗  岐阜大学, 教育学部, 教授 (30115414)

研究分担者 村瀬 康一郎  岐阜大学, 教育学部, 助教授 (80150027)
加藤 直樹  岐阜大学, 教育学部, 助教授 (30252117)
後藤 忠彦  岐阜女子大学, 文化情報研究センター, 教授 (30021306)
岩田 惠司  岐阜大学, 教育学部, 教授 (80021327)
古田 善伯  岐阜大学, 教育学部, 教授 (30015854)
キーワード高度情報通信基盤 / 生涯学習 / 高等教育 / 学校教育 / 遠隔教育 / テレビ会議 / 教育方法
研究概要

地域の高度情報通信基盤として岐阜県では全高等学校に衛星通信の受信システムも整備されており,県総合教育センターには発信システムを設備している。本年度の研究では,地上系の高速情報通信に対応するシステムを整備し,その地上系システムと衛星通信を併用した遠隔教育支援システムを以下の点から検討し,実践的な遠隔教育適用の場を企画して開発を進めた。
(1)地域のリカレント教育における多地点間の遠隔講義システムの開発(遠隔大学院講義)
(2)地域の生涯学習への遠隔教育の適用による広域化支援の開発(県民教育講座)
(3)地上系通信と衛星系通信を併用した遠隔教育方法の開発(ジョイント講座)
遠隔大学院講義においては,継続的に高速通信を利用した多地点遠隔講義を実施し,教授者・学習者のシステムに対する負荷を調査し,システム運用を含めた改善点を明らかにし,システム利用の汎化への課題と対応を進め,簡便に利用可能なシステム開発が可能となった。また,同期・双方向の講義を補助する非同期・双方向の補助システムの必要性を指摘した。県民教育講座では,生涯学習の広域化課題に対応する遠隔教育支援システムの適用方法について検討し,テレビ会議システムを用いた講座を開設することで,広域化と同時に学習機会の地域格差に対する是正手段として有効となることを明らかにした。ジョイント講座においては,高校生に対する講座を開設し,地上系通信を利用した4校での同期・双方向の講義を衛星通信により全高校に中継し受講可能な遠隔教育支援システムの開発を行った。
これらの研究から遠隔教育支援システムを地域の教育へ適用する際に,従来個別の組織において実施されてきた教育を相互の抱える課題を解決する手段として適用することが重要であり,そのためにシステムが備えるべき相互接続等の要件が明らかとなった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 中馬悟朗: "地域の通信ネットワークを生かした学習支援の検討"岐阜大学教育学部附属カリキュラム開発研究センターデータレポート. 301. 1-46 (2000)

  • [文献書誌] 中馬悟朗: "大学院遠隔授業における数学教育教材研究の一例"日本教育情報学会年会論文集. 16. 66-67 (2000)

  • [文献書誌] 加藤直樹: "夜間・遠隔大学院における多地点遠隔講義システムの構成と活用"日本教育情報学会年会論文集. 16. 120-121 (2000)

  • [文献書誌] 大塚基: "地域の通信ネットワーク(コミュニティネットかに)を生かした学習支援の検討"日本教育情報学会年会論文集. 16. 94-95 (2000)

  • [文献書誌] 斎藤陽子: "テレビ会議システムを用いた地域連携による生涯学習支援"日本教育情報学会年会論文集. 16. 110-111 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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