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2000 年度 実績報告書

メディアフュージョンによる移動学習環境の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11792008
研究機関東京都立科学技術大学

研究代表者

福田 収一  東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)

研究分担者 大中 逸雄  大阪大学, 工学部, 教授 (00029092)
中島 尚正  東京大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00011073)
原島 文雄  東京都立科学技術大学, 学長 (60013116)
中川 正樹  東京農工大学, 工学部, 教授 (10126295)
大久保 雅史  岡山県立大学, 情報工学部, 助教授 (10233074)
キーワード移動学習 / ファックス / 携帯電話 / IP / TV / メディアフュージョン / ローテックとハイテックの併用 / マネージャー支援 / 移動学習用コンテンツ
研究概要

平成12年度は、ファックスによる送信を、例え、斜に入れても正しく文字部分を認識し、正確にコンピュータに取り入れることができ、さらに、ファックスに書いた修正部分を取り入れ、コンピュータ上で、修正文が完成する方法を開発した。これは、必要な資料などをファックスで、送受信する場合に、コンピュータ上のデータに適切に変換されていなかった現状を大きく改善する方法であり、移動学習、あるいは、移動中の業務支援に多いに役立つと期待される。
もう一つの大きな進展は、携帯においては、指示代名詞などが多用されるが、過去のメイルの状況を調べ、指示代名詞に関連するメイルの内容を自動的に引き出してくる方法を開発した。例えば、「この間の会合どうなった。」というような問い合わせに対し、そのメイルの関係者のメイル送受信記録を調べて、この会合が何をさしているかを特定して、メイルの内容を提示する。
マネージャーを含め、移動学習、移動中の業務においては、人は、situated cognition(状況による理解)という認知行動を取る。これらの方法は、移動中の業務支援、とくに携帯電話を利用したメイル、あるいは通話においてきわめて有用であると考える。
サーバーに学習内容、あるいは業務内容を格納しておけば、きわめて曖昧な表現でも、関連情報を検索できることとなり、教室における学習、あるいは、オフィスにおける仕事とは異なり、状況を判断しながら、適切な情報を検索し、利用してゆくことが移動学習の骨子であると考える。本方法は、この視点から、効果的な移動学習を可能にすると期待される。

  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] Shuichi Fukuda: "What is Needed for Team working in The 21st Century"TS-Vol.5/MGT-Vol.3 Successfully Managing the Risk and Development of Your Business and Technology ASME 2000. 23-26 (2000)

  • [文献書誌] Shuichi Fukuda: "From Supply Chain to Value Chain Management : Life Cycle Engineering will Bring a Virtual Man into Life"TS-Vol.5/MGT-Vol.3 Successfully Managing the Risk and Development of Your Business and Technology ASME 2000. 37-42 (2000)

  • [文献書誌] 池井寧: "触覚テクスチャディスプレイのための画像データ変換"日本バーチャルリアリティ学会論文誌. 5・4. 1095-1102 (2000)

  • [文献書誌] Yasushi lkei: "Haptic texture presentation in a three-dimensional space"The 10th International Conference on Artificial Reality and Telexistence. 25-30 (2000)

  • [文献書誌] 池井寧: "実空間投影テクスチャの触覚提示に関する研究"日本機会学会講演会論文集. ・00-34. 315-316 (2001)

  • [文献書誌] 池井寧: "力覚ディスプレイによる触覚テクスチャレンダリングに関する研究"日本機会学会講演会論文集. ・00-34. 317-318 (2001)

  • [文献書誌] 菊地達也: "タッチセンス技術を用いたモータ設計教育用コースウェアの開発"日本機会学会講演会論文集. ・00-34. 195-196 (2001)

  • [文献書誌] 福田収一: "Stanford Universityとの遠隔共同クラス(カーマルチメディアインターフェースの開発)"日本機会学会講演会論文集. ・00-34. 197-198 (2001)

  • [文献書誌] 福田収一: "グローバルエンジニアリングと設計"日本機会学会講演会論文集. ・00-34. 199-202 (2001)

  • [文献書誌] 福田収一: "設計と教育について考える"日本機会学会講演会論文集. ・00-34. 203-204 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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