研究課題/領域番号 |
11792016
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研究機関 | 鹿児島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
平田 登基男 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (40038112)
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研究分担者 |
前野 祐二 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (20190316)
須田 隆夫 鹿児島工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (10163031)
松藤 康司 福岡大学, 工学部・土木工学科, 教授 (40078663)
三原 めぐみ 鹿児島工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (40190722)
山内 正仁 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (40239843)
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キーワード | 焼酎蒸留粕 / 組成分析 / 蘇生紙 / 産業廃棄物 / 新聞古紙 / エネルギー回収 / メタンガス |
研究概要 |
焼酎蒸留粕から蘇生紙を作る技術の開発に成功した。この成果を踏まえ、実用化を目指し、実用試作機(1号機)を開発した。本研究では、この1号機の問題点を改良し、更に、廃液処理過程で発生するメタンガスを熱源として有効利用した「エネルギー自立型連続蘇生紙作製装置」(3号機)を、昨年度の設備費で試作した。そして、量産化にむけた実用化装置の完成を目指している。また、それによって大量に生産される蘇生紙の様々な製品の開発も試みている。 平成12年度は次のような事項について調査・研究を行った。 (1)量産化装置の試作・改良:昨年度の設備費で「エネルギー自立型連続蘇生紙作製装置」を試作した。その性能チェクを続け、装置の改良すべき点を、各研究者の専門性の観点から、全員でチェックした。 (2)焼酎蒸留粕及び古紙の物性:物理的・化学的特性調査及び組成分析の補足実験を行った(福岡大学の装置を用)(前野、三原、松藤) (3)蘇生紙の力学試験:蘇生紙を一定の環境条件(温度20±2℃、湿度65±5%)の下で調湿後、各種の力学試験(補足実験)を実施して、蘇生紙の力学的性質を詳しく明らかにした(鹿児島県工業技術センターの試験装置を使用)(平田、山内、新村) (4)量産化装置及び蘇生紙の市場調査:量産化装置のニーズ調査及び蘇生紙販路拡大のための市場調査(情報収集)を試みた(米山) (5)焼酎廃液の超高速メタン発酵(ガス回収)技術の開発:超高速廃液処理及び資源回収技術を援用してガス回収のための実験データを更に収集した(原田、新村)
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