研究課題/領域番号 |
11792027
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
福政 修 山口大学, 工学部, 教授 (20026321)
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研究分担者 |
崎山 智司 山口大学, 工学部, 助手 (60162327)
羽野 光夫 山口大学, 工学部, 助教授 (70108265)
大崎 堅 山口大学, 工学部, 助教授 (30035050)
高橋 亨 超高温材料研究所, 山口研究所, 主任研究員
藤岡 和夫 戸田工業(株), 経営戦略サポート本部, 経営戦略マネージャー(研究職)
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キーワード | 減圧熱プラズマプロセス / プラズマジェット / 微粒子合成 / フェライトキャリア / CCDカメラ / β"-アルミナ / MgO溶射膜 |
研究概要 |
平成12年度の研究実績をベースにして、さらに熱プラズマの生成・制御、混合粉末からのフェライト合成をはじめとするいくつかのプロセスに関する検討を行った。 1.熱プラズマの生成・精密制御法の確立 広い動作条件にわたって安定にプラズマジェットを発生する強制伸長型プラズマジェット発生器を基礎にした熱プラズマプロセス装置を開発して種々の応用可能性を検討している。本年度は、さらに、このプラズマジェット発生器の特長を最大限に生かす高性能熱プラズマプロセス装置を開発した。 2.混合粉末材料を用いたフェライト粉末の高速合成 Fe_2O_3、NiO、ZnO、CuOの混合粉末を、熱プラズマ処理することにより、高品質のフェライト合成が可能なことを示した。また、この合成されたフェライトの品質は粒末としての回収位置に殆ど依存せず、下流側で容易に回収できることがわかった。 3.CCDカメラを用いたプラズマジェット計測システムを構築し、プラズマジェット温度の二次元分布測定が可能なことを示した。また、光パルス法によるプロセス進行中のプラズマジェットの診断に関して、注入粉末材料の粒径、速度、温度測定を行い、その有効性を示した。 4.粉末を材料とする以下の2つのプロセスについて検討し、初期の結果が得られた。 (1)熱電変換材料であるβ"-アルミナの合成、高品質化について検討した。 (2)溶射が困難とされるMgO粉末を用いた溶射膜作製に成功した。 5.有限要素法を用いて、誘導結合型RF熱プラズマ流の解析モデルを完成させた。
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