研究課題/領域番号 |
11792028
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
川村 宏 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40169769)
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研究分担者 |
菊地 信行 東北大学, 大学院・理学研究科, 非常勤研究員
工藤 純一 東北大学, 大型計算機センター, 助教授 (40186408)
岸野 元彰 東北大学, 大学院・理学研究科, 客員教授
小畑 征二郎 仙台電波工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (40006242)
松澤 茂 東北学院大学, 教養学部, 教授 (90108580)
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キーワード | 山形県 / 雪分布 / NOAA / AVHRR / N-Landデータベース / ネットワーク / 花粉情報 / 森林の貯雪機能 |
研究概要 |
気象衛星NOAAが搭載する高分解能可視赤外放射計(AVHRR)は、1kmの空間分解能を持ち、一日に数回の観測を行う。東北大学では、1988年からこの衛星データを受信し、すべてを保管している。N-Landデータベースは、陸域・沿岸域の解析研究のためにAVHRRの全チャンネルの情報を用いて設計された。N-Landデータを適切に処理し、雲除去・位置合わせを行い、地域環境に関するパラメータが容易に取得できるソフトウェアの体系が構築されている。本研究の目的は、研究用に開発され、大いにその有効性が証明されたN-Landデータベース・システムを基に、信頼性の高い低コストの地域環境情報取得システムを開発することである。 本年度は、1988年から現在までの山形県が晴れている日中のシーンについて、N-Landデータの作成を進めた。東北大学で前処理(雲域除去・位置合わせ)を行った後、山形県の積雪、気温現場観測値について衛星観測とのマッチアップデータを作成し、各抽出手法の高度化を推進した。また、雲域自動検出・除去手法を開発した。この10年以上にわたるAVHRR推定環境パラメータを用いて、山形県の研究者が雪と関連する環境(花粉情報、森林の貯雪機能)に関する研究を共同で実施し、衛星観測を活用する方法について研究するとともに、長期広域にわたって衛星推定環境情報を評価に着手した。また、このような自然現象の解析研究と並行して、パソコン対応N-Land解析システムの開発に着手した。
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