| 研究分担者 |
藤井 滋穂 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10135535)
津野 洋 京都大学, 工学研究科, 教授 (40026315)
市川 新 京都大学, 工学研究科, 教授 (80010677)
増田 貴則 京都大学, 工学研究科, 助手 (20293897)
岸本 直之 京都大学, 工学研究科, 助手 (00293895)
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| 研究概要 |
流域の様々な要因や作用を「合成」したものである湖沼水質を改善するためには,これまで各機関で個々に収集・解析が進められてきた流域情報データを統合化し,総合的に活用することが必要である。本研究では琵琶湖流域を対象に建設省・農水省・滋賀県・大津市等の関係諸機関の協力を得つつ,環境情報をGIS上に統合し,誰でも利用可能な「環境情報システム」を作成することを目的としており,本年度はその準備段階としてGIS上に統合すべき情報の所在確認ならびに入手を行うとともに整備すべきデータベースのフォーマットを作成した。
対象とした情報は「琵琶湖内の水環境情報」,「流域水環境情報」,「流域の社会情報」,「法規・条例・各種計画」等,32分類に及んだ。入手した情報の内,琵琶湖内の水環境情報の一部についてはデータベースに入力を行うとともに,異なる研究機関で測定されたデータ間の整合性を検討し,その結果,同一水質項目であっても水質調査を実施した研究機関によって必ずしも測定値が一致しないことが判明した。
また,既存水質データを補完する目的で琵琶湖内75地点において琵琶湖水質調査を実施し,琵琶湖内の水質存在量を把握した。
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