研究課題/領域番号 |
11792032
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
富永 英義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063688)
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研究分担者 |
佐藤 拓朗 新潟工科大学, 情報電子工学科, 教授 (20271603)
亀山 渉 早稲田大学, 国際情報通信研究センター, 助教授 (90318858)
浦野 義頼 早稲田大学, 国際情報通信研究センター, 教授 (80287995)
西塔 隆二 早稲田大学, 国際情報通信研究センター, 研究員
笠原 孝雄 早稲田大学, 国際情報通信研究センター, 教授 (50318854)
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キーワード | 無線ATM / 無線LAN / 超高速ATMネットワーク / 大容量コンテンツ配信 / 高速光無線通信 / DSM-CC / HD動画像配信 / MPEG-4 |
研究概要 |
1 研究目的 埼玉県本庄地域で実施されている「地域適合型高度情報通信サービスアプリケーションの研究開発」プロジェクトと連携し、アクセスネットワークに無線ATMを利用した次世代CATV実験網を、本庄地方拠点都市地域における高度医療情報ネットワーク支援システムのインフラストラクチャとすることにより、無線ATMの実用化に関する研究を行う。 2 研究実施状況と今後の研究展開 現在まで連係先プロジェクトでは、埼玉県本庄地域および近隣町村に対し、広域無線LANの構築とそれを利用した高度医療情報ネットワーク支援システムの構築を進めている。更に、東京都新宿区にある早稲田大学国際情報通研究センターと埼玉県本庄市にある本庄新研究棟間を、超高速ATMネットワークで接続することにより、大容量のコンテンツ配信が可能となっている。本研究では、昨年度導入した高速光無線通信システムを広帯域アクセスネットワークとして連携先プロジェクトのネットワークに接続し、センターのサーバに蓄積された医療情報コンテンツの配信システムの構築を進めている。コンテンツの配信システムとしては、国際標準化プロトコルであるDSM-CCを用い、MPEG-2で符号化されたHD動画像の配信を目指している。今年度導入した高詳細画像クライアントシステムはHD動画像の再生を可能としており、これまでイントラネットでの配信と再生の実験を行った。また、今年度導入したMPEG-4映像伝送システムをリアルタイム情報交換システムと位置づけ、光無線と超高速ATMネットワーク上での実証実験を行った。今後は光無線アクセスネットワーク上において、医療情報コンテンツ配信とリアルタイム情報交換を組み合わせたシステムの実証実験を通して、無線ATMの実用化に関する検証を行う予定である。
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