研究課題/領域番号 |
11794021
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松村 明 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (90241819)
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研究分担者 |
大塚 藤男 筑波大学, 臨床医学系, 教授 (10092157)
高野 晋吾 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50292553)
能勢 忠男 筑波大学, 臨床医学系, 教授 (10009699)
桜井 文雄 日本原子力研究所東海研究所, 研究炉課長
大原 潔 筑波大学, 臨床医学系, 助教授 (10034125)
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キーワード | 中性子捕捉療法 / ホウ素 / アルファ線 / 悪性脳腫瘍 / 神経膠芽腫 / 放射線治療 / 原子炉 |
研究概要 |
本年度は初年度であり、本研究を推進するにあたり、原子炉内で使用する備品を購入した。また、初回手術時に腫瘍の境界を同定することは中性子捕捉療法を行う際に腫瘍容量をなるべく減少させる意味でも重要であり、そのための手術備品についても購入した。また、細胞レベルでの基礎実験のためにミニCO2インキュベータを購入した。 これらの準備を行ったうえで、実際の臨床治験としてはこれまでに2例の中性子捕捉療法を行い、本年度内にさらに2例を予定している。これには日本原子力研究所(原研)で提供されている中性子のうち、混合ビームとよばれるモードを使用し、現在phaseI/II studyとして安全性の確認おいうことで正常脳の耐用線量を想定し、その80%線量から照射線量を開始しており、90%、100%まで3例づつ治療をおこなっていく。これで耐用線量が決定されたらphaseII studyに移行する予定である。熱外中性子を用いる準備ができれば混合モードのstudyはここで終了することを検討する。 新しい熱外中性子の臨床治験のための基礎研究も今年度行い、細胞入りのファントムを用いた深さ方向に対する生存率や2次元中性子分布に関する実験やシュミレーションも行った。線量計画システムも開発の最終段階にあり、完成次第これを用いてより線量分布の良い熱外中性子を用いたphase I/II trialに移行する予定である。
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