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1999 年度 実績報告書

1歳6か月児を対象とした2年間の地域う蝕予防管理システムの構築とその効果

研究課題

研究課題/領域番号 11794025
研究機関長崎大学

研究代表者

川崎 浩二  長崎大学, 歯学部・附属病院, 講師 (60161303)

研究分担者 原口 尚久  長崎市福祉保健部, 地域保健推進課, 研究員
高木 興氏  長崎大学, 歯学部, 教授 (80005090)
飯島 洋一  長崎大学, 歯学部, 助教授 (70094860)
田川 明  長崎市歯科医師会, 地域歯科保健, 研究員
キーワード幼児 / 地域歯科保健 / う蝕予防管理システム / ネットワークシステム
研究概要

平成11年度に長崎市で1歳6か月児歯科健診を受診し,本研究事業の主旨に保護者が賛同した幼児を対象として,歯科検診データならびに歯科保健に関するアンケートを収集し,データベース化した。一方,研究の主旨に賛同し,2年間無料で対象者を定期予防管理(最長3か月毎)できる市内の研究協力歯科医院45か所をボランティアで募り,(1)初回受診時に精密検査,歯科保健指導,う蝕感受性性テストを実施。(2)う蝕感受性テスト等の対象者の諸状況を考慮し,そのリコール間隔(最長3ヶ月)を決定。(3)3歳児健診前まで歯科保健指導,う蝕予防処置などのリコールを実施する予防管理システムを構築した。予防管理の内容については講演会,勉強会を開催して年齢ならびにリスクに基づく予防処置方法,保健指導法を確立してマニュアル化した。予防管理記録方法も統一化して歯科医院で実施した指導内容,処置内容などのう蝕予防管理データを専用の予防管理プログラムソフトに入力し,長崎市ならびに長崎大学歯学部に転送し,1歳6か月児健診データと照合して評価できるコンピューターネットワークシステムを構築した。事業開始7ヶ月を経過した時点で,予防管理システムに参加した者は1,216名であり,この値は1歳6か月児健診を受診者の6割強であった。同期間中,延べ2,929回の予防管理が45の協力歯科医院で実施された。各協力歯科医院で受診者数の格差が認められ,受診者が新興住宅地域の小児歯科専門医,交通アクセスの良好な小児歯科専門医に集中する傾向が認められた。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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