研究課題/領域番号 |
11800016
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
神田 紀子 名古屋大学, 留学生センター, 助教授 (30252290)
村上 京子 名古屋大学, 留学生センター, 教授 (00210005)
尾崎 明人 名古屋大学, 留学生センター, 教授 (60119659)
LARKE ROY 流通科学大学, 商学部, 教授 (40248167)
才田 いずみ 東北大学, 文学部, 教授 (20186919)
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キーワード | 遠隔教育 / インターネット / 日本語教育 / 3次元仮想現実空間 / 留学生 / CALL |
研究概要 |
1.米社Active Worldsの3次元チャットシステムを用い、インターネットを利用した日本語教育用CALL(Computer Aided Language Learning)システムを開発した。このシステムでは、国内外の留学生がインターネットを介して、リアルタイムで日本語の先生、日本人学生や他の学習者と日本語による文字チャット、音声チャット、WWWでの日本語の練習が行なえる。 2.第1段階としては、「仮想名古屋大学」の3次元仮想現実空間を構築し、名古屋大学留学生センターに設置されているWindowsNTのサーバにインストールし、運営している。 3.このシステムを利用する日本人ユーザー(先生、学生)に対するワークショップ(システムの使い方、日本語学習活動など)を行った。 4.平成12年2月に、オーストラリア、シンガポール、イギリスへ渡って、日本語教育を行っている計10大学を訪問し、インターネットを利用した留学生の遠隔教育に対するニース調査を実施するとともに、Active Worlds3次元仮想現実空間のクライアントソフトをインストールし、日本にいるユーザーとの運営テストを行って、システムの信頼性を確認した。 5.調査のデータを基に、このシステムを実施するための開発モデルを作成した。このモデルは、4段階(理想モデル、開発モデル、実施モデル、評価モデル)からなっている。 6.来年度からこの3次元仮想現実空間システムを海外の大学と試験的に運営し、その中での日本語学習用の教材を開発し、遠隔教育による日本語学習に対する研究を行う。
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