研究課題/領域番号 |
11835035
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
宮原 英夫 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (20010150)
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研究分担者 |
清水 和彦 北里大学, 医療衛生学部, 助教授 (60276178)
白鷹 増男 北里大学, 医学部, 助教授 (60050639)
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キーワード | 理学療法 / 治療効果判定 / 多変量解析 / 脳血管障害 / リハビリテーション |
研究概要 |
1.リハビリテーションの対象となる患者の予後予測に使われる統計手法を概観し、治療効果を見るには、どの様な注意が必要かを調べた。(文献:宮原ほか、1999) 2.脳血管障害による歩行移動動作の難易度の順序づけの研究を発展させ、問題点を提示した。(Shimizu et.al,1999) 3.性質が異なる多種類のテストを総合して評価を行う際、個々のテストの評価と総合評価との整合性が重要である。理学療法士による評価の実例として臨床実習の指導に当たり、実習生の個々の成績評価を使って調べた。(清水ほか、1999) 4.北里大学神経内科で作られている病歴データベースの中から、1986年3月から1997年9月までに経験した症例、2898例を選び出し、再度病歴に当たって症状など未記入の欠測値をできるだけ埋めた。このデータを使って、患者の入院時の症候と退院時および退院後約二年経過した時点での歩行、移動機能との関連を調べた。 また、この研究を通じて、歩行移動機能だけでなく、食事動作、排泄コントロール、入浴動作、更衣動作の尺度化とその有効性、再現性を調べた。(長澤、1999) 5.理学療法の効果の判定は、しばしば客観的な指標がなく、主観的な評価に頼らなければならない。介護度の評価を例に、使われているテスト相互の関係を因子分析を使って調べた。その結果、介護の必要度を低い方から高い方へ順序付けできた。(松永ほか、1999)
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